2024年5月31日

愛蔵版 街とその不確かな壁













豪華で高価で愛蔵版にもほどがある。本と呼ぶにはあまりにも贅沢な作りで読むのが憚れるぐらいだ。
この作品は村上春樹を読みだしてから初めて刊行時にリアルタイムで読んだので思い入れがある。所有でき本当に嬉しい。
ふと思ったのが、最期この本を傍らに置いて死ねたら幸せだろうなということだ(真鍮のプレートが付いているので一緒には燃やせないが)。物に対してこんな気持ちになったのは初めてで自分でも驚いている。
まさに宝物とはこういう事なのだな。折に触れて読み返していこうと思う。