2023年4月21日

4月に気をつけろ。

街とその不確かな壁
街とその不確かな壁

 








ここ数年、4月に調子が狂う。焦りや怒りのようなものが抜けず、爆発しそうになっている自分を懸命に抑えながら過ごさなければならなくなってしまった。

新年度対応、日中と夜の気温差、暖かくなってきたことによる外出の増加、寒かった時期の運動不足、様々なことから心身ともにストレスが重なり、対処が後手に回り不調をきたすのだろう。

これは所謂5月病というもので、5月に発症(といってもいいだろう)するのが一般的だが、私の場合それが人より早く4月に来てしまうようだ。元々楽天的で体力にも自信があったのだが、繊細になったのか歳なのかいずれにせよ、もうそうなってしまって戻ることはないだろうなという実感がある。

特に悲観はしていない。嫌だなあと思うだけだ。自分らしくない感じがある。治すにはGWでリフレッシュすることと、その前後で予定を詰め込みすぎなければいいことは分かっている。

3月ぐらいから忙しくなってきて知らないうちに陥ってしまうのだろう。それを防ぐために今回はこうしてBlogに書いてみた(私は自分の過去のBlogをしょっちゅう読み返す)。

そんな苦しい日々でも救われているのは読書のおかげで、取り分けこの4月に大好きな村上春樹の新作が発売され読めていることが本当に大きい。新作を読めるという事実が幸せで勇気が湧いてくるし、文章にしみじみと感動する。感謝の気持ちを手紙に書いて送りたいと思ったのは人生で初めてだ。

そして同じように不調に陥っていたりこれからそうなりそうな方々には、くれぐれも頑張りすぎず自分を守って欲しいと思う。あなただけがしんどいのではなく、みんなもしんどいのは同じだよと言いたい。もし何か大切なものがあるならそれに頼って下さい。それはあなたを元気にはしてくれないまでも踏ん張らせてくれます。

やれやれ感傷的になってしまった。これもきっと不調のせいだ。